casel

ノート手仕事7

九つの文字を壊さずに組むための覚え書き

行分割、結合文字、上部記号、そして左右反転のレイアウト。ページがプロに見えるかどうかを決める、地味な作業について。

多言語サイトの多くは、言語として失敗する前に、見た目で失敗しています。 語は正しいのに、ページはどこか間違って見える。行が複合語の途中で切れる。発音記号が上の行にぶつかる。右から左のレイアウトなのに、ボタンだけ左に取り残されている。読む人はこれを組版の不具合とは受け取りません。安っぽいサイトだと受け取ります。

毎回出てくる常連

  • 日本語とタイ語には語の区切りの空白がないので、言語を知らない素朴な折り返しは間違った位置で切ります。
  • 行の高さをラテン文字の上下に合わせると、デーヴァナーガリーの結合文字が切れます。
  • アラビア語とヘブライ語は、文字方向を反転するだけでなくレイアウト全体を鏡像にする必要があります。方向を示すアイコンも含めて。
  • 韓国語は音節ブロックとラテン文字の外来語が混ざり、両者は別々の字間を求めます。
  • フォールバックのフォントは足りない字を黙って埋めます。見出しが三種類の書体で組まれてしまうのはこれが原因です。

直し自体はどれも小さい。それでも直らないのは、どの一件もスプリントで最重要になることがなく、気づくはずの人がその部屋にいないからです。

自分たちを正直に保つ方法

すべてのテンプレートは、出す前に対応するすべての文字で描画します。 見本の一文ではなく、現実的な長さの本物の中身で。不具合は一行目ではなく二行目から出るからです。描画結果は前の版と差分を取り、ある文字のために入れた余白の調整が、別の文字を黙って壊していないか確かめます。

地味な作業ですが、生成されたように見えるサイトと、発注してつくられたように見えるサイトの差は、ほとんどここにあります。そして、間違っていると教えてもらいたい部分でもあります。